イペとSPF材の違い

仕事の気分転換に
御殿場のとらや工房さんへお茶しに行きました。

和菓子でおなじみのとらやさんが
御殿場の別荘だった場所を和菓子工房に
して隠れ家的雰囲気をかもし出した
お茶屋さんを開いております。

茅葺の門をくぐり、
竹林の間を歩きます。

途中に東屋などを配して、
侘び錆びを感じながら円弧を描く工房へと
誘われるさま、

参ります。

近代的でありながら
何処と無く、数寄の精神が感じられる工房。

木製ルーバーとビードロの風鈴が
涼をかもしだしておりました。

お手軽な価格で
楽しめます。

会計を済ませて、
杉のお盆を持ち、
好きなテーブルで楽しみます。

オープンエアーから冷房の効いた空間もあり、
夏のこの時期にはありがたい選択です。

葛餅と冷えた抹茶
500円で抹茶はおかわりが出来ます。

図書コーナーもあり、建築の本を読みながら、
風景を楽しみながらのちょっとしたリゾートです。

で、本題はここから。
このテーブルも椅子もしたのウッドデッキも
同じ南洋材のイペやセランガンバツを使っております。
どちらも腐りに強く、耐久性の強い材木です。

床に使用するときは雨で滑らないようにこのように凹凸の加工が
施されております。
太陽からの紫外線を直角に浴びるので
このように劣化をしてしまうのが特徴ですが、
これでも強いです。
ビスのまわりが割れていないのが判りますか?

屋根がある外壁部分に使用すると
劣化が少ないのでこのように
綺麗なグラデーションも楽しめるので
デザインとしても通用します。

優しい色です。

イペやセランガンバツは高価でもあり、
減額の対象になりやすいのも事実です。

代替品として候補になるのは
2×4住宅の構造に使われているSPF材に
防腐剤を塗ったものがよく使われます。

仕上がりの質感、
ビスのまわりのヒビ、
耐久性はどうしても前者に譲ってしまいますが、
上手にメンテナンスをすれば
穴が空いて落ちても大丈夫な部分に
使用しても良いかもしれません。

shige

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