とがった表現というが、、、


国家戦略事業を活用したシティプロモーションが区市町村で盛んに行われている。
とある街の推進検討委員に任命されて委員会に参加した。
席に付くなり、前もってコンサルタント会社が作製したという
プレゼンテーションをパワポと使って説明を受けた。

シティープロモーションには5箇条があるという。
なかでも

1 オールターゲットはノーターゲット
3 とがった表現で、「他との違い」を表現

ふむふむそのとおりだと思った。
既に実施している区市町村もある中、後発組であるから強いアピールが必要だ。

今回のプロジェクトであり成果品としては、
定住者向けのPRパンフレットと企業誘致用のパンフレットとロゴをつくることだ。

コンサル会社が用意してきた定住者向けPRパンフレットの表紙が以下の画像だ。

果たして、手にとってくれるだろうか?
背景のような広い芝生の場所は無いし、手前のブロンズ像はなんだろう。
これが「オールターゲットはノーターゲット」の答えなのだろうか。

次の画像が企業誘致用パンフレットの表紙だ。

数々の区市町村が売り込みにくるであろう中、数々のパンフに埋もれそうな個性の無さである。
これが「とがった表現」なのだろうか。

会議が終わり、帰路に付く中、あれこれ考えた。
このままタイトスケジュールが続いてなし崩し的に平凡なパンフが出来て、
無駄な税金を使ってもらっては困る。

だから、

その夜、勝手に作ってみた。

定住者用PR誌の表紙は


こんな「ぷっ」っと笑いがこぼれそうな感じや、、、


俊敏な田舎感を出してみたり、、、


昔からのキャラクターにひと肌脱いでもらったりするのだ。

企業誘致用パンフの表紙は、、

これがとがった表現だ


全国ネットで取り上げてもらえばヘリポートぐらい安いものだ。

調子に乗って、駅ポスターも勝手に製作した。

もう、誰も止められない。

表現やアプローチの仕方がかなり尖りすぎてしまったが、
議論のきっかけになればと思った。
コンサルタント会社には一層の奮起を期待したい。

shige

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