耐震設計と免震構造の違い
友人から下記の質問をされました。
「耐震設計って揺れが納まらない設計になるの?」
「揺れの力を逃がすまで揺れてるの?」
東日本大震災の時、新宿の超高層ビルがいつまでも揺れていたので、
それが気になっているようです。
下記のように答えました。
耐震設計はあくまでも地震に耐える設計なので、
柱を太くするなどして頑丈に造る感じになります。
しかしながら新宿の超高層ビルなど昔の建物は耐震設計なので
頑丈に造っているはずですがよく揺れてます。
ガラスで判るように強さを求めるとしなやかさがなくなり
ポキッと折れてしまうので、
柳のようにして揺れを受け止めると言われています。
鉄筋コンクリート造は柱や梁が太い分、とても重いので
超高層ビルには不向きで5階ぐらいまでが経済的といわれています。
5~13階ぐらいまでは鉄骨鉄筋コンクリート造で
超高層は鉄骨造になるのです。
鉄骨だけなので揺れてしまいます。
「柳のようにして揺れを受け止めます」と言ってますが、
構造的に揺れてしまうのです。
東京タワーも鉄骨造、平時でも揺れてます。
スカイツリーはどうでしょうか。