木造校舎でおもうこと

木造外壁をより知りたくて、
南信州の旧木沢小学校を訪ねました。

20年前に休校になっていた小学校ですが、
地区の方々の心のよりどころとなるように
修復工事を経て大事に文化継承の展示施設として
蘇っておりました。

木の「よろい張り」の外壁は表面の劣化を防ぐ為に
塗料が施されております。
濃い色は背景の山々に溶け込み学び舎としての
風格もかもし出します。

階段を登ってみて改めて感じたことは、
とにかく楽なこと。
段差(蹴上げ)が180mm位に対して
踏み板(踏面)が300mm前後。

住宅の階段もこのくらい余裕が出来ると嬉しいですね。

木で囲まれた空間は目に優しく、
肌には柔らかく感じます。

鉄筋コンクリートは質量が重く、硬いため、
音をよく反射します。
学校などの不特定多数が集まる空間では、
反響音が大きくなり勝ちなので、
煩く感じることもありますが、

木は細胞の中に空気層が詰っていて
質量も軽い為に音を吸収する効果があります。
人間本来の精神状態で過ごすことが出来るのです。

木で囲まれた空間は目に優しく、
肌にも柔らかく感じます。

実際には寒いのでしょうが、、、、

断熱材やログハウスのような木の量を増やすことで
解決できます。

私も小学生の頃、廊下の床を雑巾がけした思い出があります。
床も節があってあの頃は地元の材木を使っていたのでしょう。

幅も結構ありました。
無垢の木だと太い木でないと
ここまで幅広の木は製材できないのです。

いい顔してました。

shige

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