木造校舎でおもうこと

20100603_194.jpg

木造外壁をより知りたくて、
南信州の旧木沢小学校を訪ねました。

20100603_205.jpg

20年前に休校になっていた小学校ですが、
地区の方々の心のよりどころとなるように
修復工事を経て大事に文化継承の展示施設として
蘇っておりました。

木の「よろい張り」の外壁は表面の劣化を防ぐ為に
塗料が施されております。
濃い色は背景の山々に溶け込み学び舎としての
風格もかもし出します。

20100603_225.jpg

20100603_254.jpg

階段を登ってみて改めて感じたことは、
とにかく楽なこと。
段差(蹴上げ)が180mm位に対して
踏み板(踏面)が300mm前後。

住宅の階段もこのくらい余裕が出来ると嬉しいですね。

20100603_262.jpg

木で囲まれた空間は目に優しく、
肌には柔らかく感じます。

鉄筋コンクリートは質量が重く、硬いため、
音をよく反射します。
学校などの不特定多数が集まる空間では、
反響音が大きくなり勝ちなので、
煩く感じることもありますが、

木は細胞の中に空気層が詰っていて
質量も軽い為に音を吸収する効果があります。
人間本来の精神状態で過ごすことが出来るのです。

木で囲まれた空間は目に優しく、
肌にも柔らかく感じます。

実際には寒いのでしょうが、、、、

断熱材やログハウスのような木の量を増やすことで
解決できます。

20100603_267.jpg

私も小学生の頃、廊下の床を雑巾がけした思い出があります。
床も節があってあの頃は地元の材木を使っていたのでしょう。

20100603_265.jpg

幅も結構ありました。
無垢の木だと太い木でないと
ここまで幅広の木は製材できないのです。

20100603_271.jpg

いい顔してました。

shige

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)