擬石を貼ります。
本物の石を積むと、
壁厚を多く取らなければなりません。
石は重いので建物本体の負担も相当なものになります。
建物自重で沈んでしまったり、傾いたりするので
構造計算によって検討が必要です。
木造の建物は鉄筋コンクリート造に比べて軽めです。
外壁に貼る石は軽くないといけない為に
今回は石風に作られた軽量コンクリートに
塗装をかけてものを
使用します。
外壁表面の雰囲気を出すためなので
スライスされたもので十分です。
こちらの外壁に貼ってもらうのですが、
図面に描いてある1/100の縮尺では、
図面通りそのまま貼ってもらうと、
ヒューマンスケールとの差異が発生して
しまうことも考えられるので、
今回は念を為に現場で、
バランスを見ながらの施工することにしました。
早朝、タイル屋さんが仕事に掛かる前に、
私が鉛筆で
「こんな感じで貼ってください」
と描かせて頂きました。
こんな感じで
こだわってデザインしているところは
ちょくちょく、直接イントロ部分を唄わせて施工させて頂いております。