お笑いの鳥居みゆきもスゴイですが、、、
本家本元、この鳥居はもっとスゴイのです。
これは明治神宮の大鳥居、恐らく日本で一番大きな「木造」の鳥居だと思います。
高さが12m、住宅であれば4階建てです。
横を歩く人間とサイズを比べてください。
人間に黄色い棒を持たせてみました。
普通、木造の住宅では10.5cm角ないしは12cm角で長さ3mの柱を使って建てられます。
黄色い棒は住宅の柱サイズです。
この鳥居を住宅の柱と見立てればいかにスゴイかがわかります。
因みに鳥居の柱は120cm丸。
なんの支えもなく、自立しています。
実際は足元に金物を隠して地中深くで固定しているのですが。
スゴイことがそのことではありません。
木の表面をよくみてください。
普通、木は幹から枝が左右に伸び、葉を生やし光合成を行い、成長をします。
柱として使うにはこの枝をカットして丸や角材に加工します。
枝の部分は「節」として「丸い大きなホクロのようなもの」として、
表面に現れます。
ところがこの鳥居にはその「ホクロ」が見当たりません。
何故でしょうか?
これはものすごい太い木の中心部分を使っていることと
この木が小さいときから余計な枝を直ぐに切ることで「ホクロ」を
無くしているのです。
このご苦労は相当のものです。
専門用語で「無節」(ムブシ)といいます。